ソリューション紹介屋内行動分析プラットフォーム

BACKGROUND
背景/課題

近年、小売店舗や体験型施設において、来店客および従業員とのエンゲージメント向上が喫緊の課題となっている。 課題解決の前段として、来店客および従業員の行動把握が重要となるが、従来のビーコンのみを利用する屋内位置情報ソリューションでは、測位精度や「向き」情報の取得に限界がある。 また、多店舗展開や広範囲のエリア導入を考慮すると、ビーコンの設置作業やキャリブレーションに多大なコストがかかり、迅速なサービス立ち上げやPDCAサイクルの実現が困難となる。

Implementation items
実施事項

既存または新規のスマートフォンアプリにNaviCX SDKを組み込み、最小限のビーコンを設置することで、独自のAI測位技術により高精度な「位置」と「向き」をリアルタイムに測定することが可能となる。 また、測位結果を集約・分析するクラウド上のツールを用いることで、「滞在時間」や「動線/経路」の可視化を実現し、来店客の行動や従業員の作業実績をもとに、マーケティング施策や業務改善への活用が期待できる。 さらにSentianceと組み合わせることで、屋内外の移動をシームレスに把握することも可能となる。

Technical features
技術的な特長

NaviCX SDKによる測位は、スマートフォンに搭載された各種センサー、AIを活用したPDR(歩行者自律航法)、および測位場所に存在する「地磁気」の組み合わせにより行われる。 ビーコン情報は補助的な使用に留まるため、ビーコン設置数は最小限に抑えられる。 無償提供されるツールにより、容易にキャリブレーションを実施可能。 事前にクラウド上のマップ設定ツールでマップのエリア分割を行うことで、エリア毎の集計や指定エリアへの侵入をトリガーとしたプッシュ通知を実現。 マップ設定は遠隔地から行えるため、多店舗展開時も一括で設定可能。